あさが来た。絶望的な朝だ。何度繰り返しているんだろうか。夜中ずっと、ずっと仕事探しをしていた。楽しそうと胸を踊らす仕事もなぜだか我に返ると冷めてしまう。私は何がしたいのだろうか。生きていれば丸儲け。息しているだけでいいよ、とは言うがそれだけではやはり生活していけない。お金が欲しい。お金が欲しくて働く。生きるために働く。手っ取り早く欲しかった。頼る人がいないから。家から出ていく時、1番信頼していた人に、お前は孤児だ、誰も助けてくれないと言われた。だから、手っ取り早く欲しかった。どんな方法でさえ1人で稼いで、1人で生きていけば、何かしらの価値が生まれると思った。でも違った。お金が増えるのは嬉しい。けれど、ここまでして生きる意味のある人間なのだろうか、ここまでして生きる価値のある人生なのだろうか。そもそも価値ってなんだ?生きる意味って?そんなことばかり毎日考えている。別に慰めて欲しくてこれを言っているのではない。でも、親に捨てられたあの日から、私の人生に価値などないと思っている。これがうつ病というやつなのだろうか。私は病気なのだろうか。このような考えはおかしいのだろうか。どうしても、どうやっても自分が好きでないし、生きていたくもない。これが正直な気持ち。この正直な気持ちに反して、笑って生きているから苦しいのだ。そう、苦しい。ここのところ毎日泣いている。もう泣くのも飽きた。疲れた。私は私を生きるのが、私は私を成し遂げるのが、もう、疲れた。


眠りたい。


一人暮らしした本当の理由は誰にもバレずに死ねると思ったから。川に飛び込もうとしても気が付かれるし、家で首吊りしようとしても気付かれた。もういっその事首にナイフでも刺して血塗れになって死のうかすら思った。迷惑をかけるから、それなりに痛みが伴う死に方でなければならないとか、そんなことばかり考えていた。お陰様で携帯の履歴は一時期自殺に関するものばかり。でも、でもまだ生きる。まだ足掻くからこれは決行しない。でも、挫けそう。もうこんな絶望何度も味わいたくない。だって、朝起きてとてつもない不安感に襲われて第一に思うことが死にたいだなんて。大好きなバンドのライブに当たったあの日の気持ちを思い出す。20歳になった誕生日に死のう。前日は大好きなバンドのライブだ。最高じゃないか。学校もいったし、恋人だってできた。まだ社会人は経験していないけどそれはもういいや。私が私をおわらせる。そう思っていた。そう思っているにも関わらず、22歳まで生きている。全く私というやつはしぶとい。これから先のビジョンがみえない。このまま生きていても何が楽しいのか分からない。友達といれば楽しいじゃん。そんな声が聞こえてくる。そりゃあ楽しいよ。大切な人達だし守りたいし。でも、でも違うんだよ。その「時」は楽しくて、だから余計に1人になった時に思うことが多すぎて、


もはや最近何に対して悲しいと思っているのかすら分からない。自分がどうなりたいか、どうしたいのかも分からない。昔はこんな私じゃなかった。


いつからこんなに弱くなったのだろうか。強い女性になりたい。


眠ろう。